緑内障検診について

緑内障とは

目の神経(視神経)が徐々に弱って傷んでいく病気です。原因は、目の中の圧力(眼圧)が高くなって視神経が傷んでしまうと考えられていますが、その他にも神経の周りの血流(血の巡り)や遺伝的な要素が関わっているとも考えられています。

現在の日本での中途失明者(生まれつき目が不自由なのではなくて、不幸にも途中から不自由になってしまった人)の原因の第一位は緑内障です。(二位:糖尿病網膜症、三位:網膜色素変性症、四位:黄斑変性症)しかも、その数は50代~60代から急増していきます。

初期は自覚症状がなく、自覚症状が出てきたときには既に相当悪くなっていることが多いです。自覚症状で視野が欠けて見える・視野が狭くなって見えるなど言われますが、そのような症状は初期の段階では自覚されることはほとんどありません。また、傷んでしまった神経は元に戻ることはありません。ですので、早期発見・早期治療がより重要になってくるのです。機会をみて、緑内障検診を受けてみてはいかがでしょうか?

検査

視力検査
矯正能力(眼鏡・コンタクトレンズを使っての最高視力)を確認します。
眼圧検査
目の張り・弾力を測ります。眼圧が高くなると風船がパンと張ったように目が固くなり、低くなると弾力が弱まりふにゃふにゃの状態になります。目には適度な弾力が必要です。
OCT(光干渉断層計)
神経の断面写真を撮ります。断面図を見ることによってどのくらい視神経が傷んでいるか調べることができます。(断面写真といえばCT・MRIなどがありますが、CTのように放射線を使うわけではないので、体に害はなく、MRIのように時間がかかるわけではなく、3~4秒で写真を撮ることができます。)
眼底検査
目に光を当て、レンズで直接目の中・神経の状態を診察します。
視野検査
以上の検査で異常が見つかった場合に行います。視野検査とは、見えている範囲を調べる検査です。

これらの検査から、緑内障・前緑内障段階・正常を総合的に判断します。

結果・治療

結果、緑内障・前緑内障段階の場合は治療になります。治療の中心は点眼(目薬)です。

眼圧を下げる目薬を使うことによって、視神経への負担を軽くしてあげるのが目的です。

残念ながら現代の医療では、緑内障は治る病気ではありません。目薬を使い、コントロールしながら生きている間の視力を確保していく一生の病気です。こういったことから、緑内障は、早期発見・早期治療が非常に重要です。

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